【カンティナ情報】アンシッツ・ヴァルドグリエス Anstz Waldgries

(出典:Ansitz WaldgriesのHPより)

【生産者概要:Anstz Waldgries 】

●所在地:ボルツァーノ(サンタ・マグダレーナ)

●住所:Santa Giustina 2、 39100 Bolzano

●URL:https://www.waldgries.it/

●創業:1928年 

●プレジデント:Christian Plattner

●エノロゴ、アグロノモ:Christian Plattner

●栽培面積:7.2ha 

●生産ライン:計9種類  

 Sauvignon MYRA

 Pinot Bianco ISOS

 Santa Magdalena Classico

 Santa Magdalena Antheos

 Lagrein D'ANNATA

 Lagrein Riserva

 Lagrein Mirell

 ROBLINUS DE' WALDGRIES

 Moscato Rosa Passito           

●観光:カンティナツアー、月-金 8-12 14-18 土 8-12(要予約)最大限に15名まで  

●お勧めレストラン:Der Eggentaler→肉料理とワイン  

●インポーター:株式会社アッシュトレーディング


(出典:Ansitz WaldgriesのHPより)


サンタ・マッダレーナの地で、ボルツァーノの街を南に見下ろすレンチョ地区。

ここにアンシッツ・ヴァルドグリエスは、1242年からワイン生産を行う。


オーナーのクリスティアンはその経験と先見を下に以下のように言う。

  「誰かが我々のワインを試飲してくれるまで、我々は考え続け、働き続けるだろう。

 そしてワインを知ってくれた人達は、同時に我々のワイン造りへの思いも理解してくれるだろう」


歴史の文献を探ると、

初代のオーナー、ロブリヌス・デ・ヴァルドグリーズの名と共に

既に1242年にはこの土地でワイン造りを行っていた。

ちなみに現在同名のラグラインを当社のトップラインに添えている。


ブドウ畑は、氷河によって形成されたモレーン土壌。

そこにブドウだけでなくヤシやオリーブやイチジクの木を育てている。

斜面の急なブドウ畑、またカンティナ内の仕事は非常に重労働ではあるが、

これもまたワイン造りの一つのエッセンスである。


【ワインの小道 Waldgries Sentiero】 

ブドウ畑の回りには散歩道がある。何世紀にもわたって作られたこの小道を歩けば

その土壌や気候、畑仕事のキツさ、文化・歴史まで肌に触れることができるだろう。

全長600 mの小道は、ボルツァーノの街を一望でき、 

サンタ・マッダレーナの小さな村やカンペニョ城とコルネドの城を眺めることもできる。

(出典:Ansitz WaldgriesのHPより)

【プラットナー一家】

1930年、クリスティアンの祖父であるハインリッヒ・プラットナーは同邸宅を購入し、

伝統と革新を軸に3世代にわたってワイン造りに情熱を向けている。

ハインリッヒは当時自家製樽ワインをスイスに販売に行っていた。

クリスティアンの父の代でボトリングをし、商品化することができた。

クリスティアンはより凝縮感のあるワインや、外来種など積極的な栽培を試みている。


【ブドウ畑】

●Rencio レンチョ地区:暑い気候でブドウの完熟度は非常に高い

●Oraオーラ地区:州南部。粘土質土壌に一部斑岩混じる。タンニンの強みと塩みが特徴。

●Appianoアッピアーノ地区:ワイン街道。粘土質土壌に石灰が混じる。酸味とミネラルをもたらす。

(出典:Ansitz WaldgriesのHPより)

【ワインの特徴】

赤ワインに関しての特徴は、発酵時に一部茎まじりの房を混ぜて、よりタンニンを抽出させる。

木樽熟成は必須で、トップラインに関してはフランス製のオーク樽(バリック)を使用。

甘口ワインのモスカート・ローザも一目を置く。8割パッシートしたブドウを使用。


【Trio Vinicoloトリオ・ヴィニーコロ】

「ワインへの情熱は、人生の友情を育む」

 3人のワイン生産者が知識を共有すると、可能性が広がる。

何よりも、意見交換や建設的な批判をすることにより仕事に対情熱が増す。 

「ブドウ畑の作業について意見交換をしたり、お互いのワインを飲みあったりして、関係性だけでなくお互いのワインの品質も相乗効果を発揮している」

(出典:Ansitz WaldgriesのHPより)

〜三人のメンバー〜

Markus Prackwieser GUMP HOF Novale di Presule, Fiè allo Sciliar

Günther Kerschbaumer TENUTA KÖFERERHOF Novacella, Varna

Christian Plattner TENUTA ANSITZ WALDGRIES S. Giustina, Bolzano


【参考資料】 

Ansitz Waldgries HP 

[Vini e Cantine dell'Alto Adige] Christoph Tscholl Angelika Deutsch 

[Guida Veronelli]2020 


いかがでしたか。


このブログではでは南チロル(アルト・アディジェ)のワインを中心に、生産者の概要からワイン造りへの思いまで紹介しております。 


もし気になるワインや生産地、ワインメーカーなどございましたら、どうぞお気軽にコメント欄にお書きください。 


それでは楽しいワインライフを。  



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Avvocato del Vino Altoatesino

【旧:南チロルの風ブログ】2003年よりイタリア・南チロル地方(イタリア語:アルト・アディジェ州)で働くソムリエが、ワイン生産者やイベント、地域について紹介するブログです! 【南チロルの風ブログURL: https://altoadigefiordiciliegio.blogspot.com/】

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