今回は前回のブログで紹介したメラーノのラグジュアリーホテル『ヴィッラ・エデン』についてご紹介します。前半はホテルの概要をHPから引用し、後半は先日行われたティッフェンブルンナー社のメーカーズディナーでサービスされたお料理についてフォーカスしたいと思います。
➡︎Hotel Villa Edenのホームページはこちら
幸福の空間
ヴィラ・エデンの歴史は1982年に始まります。コンセプトは健康的な旅を提供するため、美容トリートメント、スパやエクササイズ、メンタルヘルスケアーを専門家のサポートとともにゲストに提供しています。 「心の調和なしでは体の健康はありませんし、体の健康なしには幸福ではありません...」 オーナーであるアンジェリカ・シュミットのこだわりでもあります。ヴィラ・エデンではゲスト目線で、最先端のサービスと治療を提供してきました。ゲストからの「改善したい」「もっとこうしたい」という声がホテルサービスの基礎となっています。 健康のパイオニア〜サービス能力 現場での経験と科学的実証をもとに、「健康」と「生活の質」の向上をターゲットにしています。そのパイオニア的存在として、日々ゲストとの診断や絶え間ない研究の進歩により、私たちの組織はヨーロッパの健康リトリートのランキングで1位になり、権威ある国際的な賞を獲得しました。
レストランチーム
エデンズパークでは、サービスのヘッドでソムリエのエリサ・ガフラーがゲストをもてなし、一方、エグゼクティブシェフのフィリップ・ヒレブランドと彼のキッチンスタッフは、魅惑的な味と香りの世界を演出していきます。
フィリップ・ヒレブランド
1991年7月28日に南チロルで生まれ、すでに12歳の時には料理への情熱を見つけ、ホテル学校に通い始めます。研修期間を終え卒業後、ミシュラン2つ星、ゴーミヨポイント19点のシェフのボビーブロイアーの元で研修し、その後、ドイツ料理会の巨匠エカート・ウィッツィヒマンでも研修を行いました。フィリップは、いくつかの南チロルのホテルで働いた後、ザルツブルグにある「イカルス・ハンガー7」というレストランのエグゼクティブシェフ・ローランド・トレトルと働くことになります。軽くて美味しい郷土料理をコンセプトにしているフィリップの料理観は、2019年にヴィラ・エデンのエグゼクティブシェフに任命されることとなります。
メニュー
突き出し: 3種
前菜:燻製したウナギ、出汁を引いたスープに、椎茸、ゴマ、ブロッコリーを添えて
➡︎スプーンで食しましたが、出汁だけでない素材のコクが強く感じる一皿でした。本当に美味しいお皿です。はじめのお皿でしたが完成度が高い印象でした。
合わせたワイン:シャルドネ・アウ 2015
前菜2:
マスのマリネ、大根とイクラ、カボチャのムースにワサビ風味のお米、西洋ワサビのソース、リンゴの発酵したジェル、大麦のクリスピー

➡︎お皿提供後、ソースをゲストの前でサービスするタイプのお皿。いろいろな味がするため正直何を伝えたいのかが拡散し過ぎていた印象。
合わせたワイン:ソーヴィニョン・ラハトゥル 2016
メイン1:
馬肉のトマホークステーキ、パスティナックのピューレに芽キャベツのソテー

➡︎臭みなどはなく肉肉しい食感。絶妙な味わいでしたが、前々の皿の構成から見るとトゥーマッチシンプルな印象でした。
合わせたワイン:ソーヴィニョン・ラハトゥル 2015
メイン2:
鳩の胸肉、田舎風パンのピューレに青梗菜、紫カレーのソース

➡︎ほっとする味。カレーソースは鼻に抜ける感じのスパイシー感で青梗菜の苦味と田舎風パンのコク・滑らかさが絶妙なバランス。
合わせたワイン:カベルネ・ソーヴィニョン・トーレン 2015
ドルチェ:チョコレートのスフレ、ベルガモットと塩キャラメルソース、マンダリンオレンジのシャーベット添え

➡︎チョコレートとオレンジの最高の組み合わせ、安心できる味。暖かさと冷たさを交えた絶妙なサービス。
合わせたワイン:フェルドマーシャル・ヴェンデンミア・タルディヴァ2016
サービス中にお料理が出る前に、お料理の説明されたカードが提供されます。ゲストはお料理が出る前から、次は何を食べるのかが変わる分、非常に面白いサービスでした。

いかがでしたか。
このブログではでは南チロル(アルト・アディジェ)のワインを中心に、生産者の概要からワイン造りへの思いまで紹介しております。
今回は今まで取り上げたことないホテルについてご紹介しました。先日のメーカーズディナーレビューで利用させてもらったホテルレストランのビッラ・エデン。メラーノに住んでいた頃から気になっていたホテルレストランでしたので、非常に感激でした。まさかここまで深いホスピタリティに特化したホテルだったとは・・・
レストランの印象は若いシェフの勢い溢れるお皿構成というのがイメージでした。色々試したい、という思いが溢れんばかりでした。自分が一番気に入ったお皿は前菜のウナギと出汁のスープ前菜です。ほっとする味なのですが、日本人として味が濃かった出汁でした。でも「挑戦したい」という思いが隠れているお皿だったような気がします。これからの成長ぶりも目が離せません。
もしご不明な点や気になるワインメーカー、ワイン、生産地等ございましたら、どうぞお気軽にコメント欄にお書きください。
それでは楽しいワインライフを。
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