【ワイン試飲レポート】ピノ・ネーロ 2018 コルテレンツィオ

今回はワイン試飲レポートです。

ボルツァーノ近郊のコルナイアーノ(独:ギルラン)という街にコルテレンツィオというカンティーナがあります。このエリアは南チロルワイン街道の最北端で、ここから南に向かって街道が始まります。

ボルツァーノからヴェローナ間にあるラガリーナ渓谷(VallagarinaまたはVal Lagarina)。その最北にミッテルベルグがあります。ミッテルベルグとは、渓谷の中にある小さな山で、北にはボルツァーノ市街、東には高速道路と鉄道、西にはカルダロ湖と異様な自然環境の中にあります。

このコルナイアーノ(独:ギルラン)はミッテルベルグにあるコミューンです。

(州南部オーラから北西に見るミッテルベルグ)

今回ご紹介するコルテレンツィオ社は、1960年に28のブドウ栽培農家によって結成された協同組合で、プレジデンテはルイス・ライファー氏。1979年より取締役として参画しています。


詳細は過去の記事がありますので、そちらをご覧ください。


【ワインの詳細】 

ワイン名: Pinot Nero

年号: 2018

生産者: Colterenzio / Schreckbichl

URL: https://www.colterenzio.it/it/i-vini/pinot-nero-2018/

生産初年度:? 

平均生産本数: ? 

ブドウ品種: Pinot Nero 100% 

土壌性質: 粘土質土壌にモレーン形成の斑岩性砂利混じり

畑の名前: ? 

畑の向き: 西向き斜面 

畑の大きさ: ? 

畑の管理形態: ? 自社畑 

平均海抜: 400 – 500 m s.l.m. 

栽培方法: ? 

平均樹齢: ? 

密植度/h: ? 

最大収穫量(resa): 52 hl/ha

収穫法: ? 

発酵&マセレ容器:INOX ステンレスタンク

マセレ温度: ?

発酵温度:25℃、 

発酵期間:?日間 

樽熟成: 6ヶ月 

熟成容器: セメント樽+大樽

樽メーカー: ? 

清澄: ? 

瓶熟:?ヶ月 

アルコール度数:13,5 % vol 

酸度: 4,8 g/l 

残糖度:3,5 g/l 

インポーター:パシフィック洋行株式会社


【試飲情報】 

■色合い:  

ルビーレット、中庸な色合いにアルコールの粘性、艶あり

■香り: 

赤果実を連想するボリュームある香り。継続性も程よくあり。アメリカンチェリー、ラズベリー、すぐり、赤い花(バラ)、リコリス・甘草、キーナ、香草、ウイキョウ

■味わい:  

丸みのあるスタート、果実味、ジュースのような食感、タンニンは舌の両サイド奥に優しく現れる。ミネラル感は全体を覆い後味にかけて存在感、酸は全体を支える存在、後味に若干感じる。

■味覚図:  


■サービス温度:  

14度(赤ワインにしては若干冷やして飲んでも美味しい)

■マリアージュ: 

お肉の前菜やパスタ料理、鶏肉やお魚料理にリッチなソースをかけたもの(バターベースやきのこやハムなど含む)、日本料理であれば鶏モモタレや肝系の焼き鳥、少し七味をかけて香りとともに楽しむのも乙。


いかがでしたか。  

このブログでは南チロル(アルト・アディジェ)のワインを中心に、製造工程から味の感じ方まで紹介しております。  

もし気になるワインや生産地、ワインメーカーなどございましたら、どうぞお気軽にコメント欄にお書きください。  

それでは楽しいワインライフを。


関連情報

コルテレンツィオ社のHP 

パシフィック洋行株式会社


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Avvocato del Vino Altoatesino

【旧:南チロルの風ブログ】2003年よりイタリア・南チロル地方(イタリア語:アルト・アディジェ州)で働くソムリエが、ワイン生産者やイベント、地域について紹介するブログです! 【南チロルの風ブログURL: https://altoadigefiordiciliegio.blogspot.com/】

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