(出典:GriesbauerhofのHP)
【カンティーナ情報】Griesbauerhofグリエスバウアホフ
●所在地:ボルツァーノ(Santa Magdalenaサンタ・マグダレーナ)
●住所:Via Rencio 66, 39100 Bolzano
●創業:1785年
●オーナー:Georg Mumelter ゲオルク・ムメルター (1978年より)
●エノロゴ+アグロノモ:Georg Mumelter
●栽培面積:7ha
●生産ライン:Pinot Grigio Pinot Bianco (Appiano)
Lagrein、Schiava、Santa Magdalena、Cabernet Sauvignon
●観光: ワイナリーツアー(要予約)
●ワイン販売:併設店舗+ワインバー
●近郊のお勧めレストラン:Löwengruber →モダンレストラン
●インポーター: なし
グリエスバウアホフはサンタ・マグダレーナとサン・ジュスティーナの丘陵地の麓に位置する。
伝統的な生産者で、文献にはブドウ栽培からワインボトリング・熟成まで
技術の高い専門家として認識されていた。
カンティナには試飲スペースを含め、モダンな使用に改装されている。
妻のマーガレット、息子のミヒャエル、ルーカスと共に家族経営。
標高300メートルにある農場はムメルター家が1875年に所有して以来、
栽培から収穫、瓶詰め、セラーでの熟成を、伝統と経験をもとワインづくりを行っている。
日照度と粘土質土壌が個性のある赤ワインと極上の白ワインの基盤となる。
市場に出るときには、すでに味のバランスも取れた状態でリリースをする。
(出典:GriesbauerhofのHP)
●ゲオルク・ムメルター
ゲオルクは大黒柱として祖先から続くカンティナを守っている。
世代から世代へと受け継がれる伝統を大切にグリースバウアーホフの歴史を刻んていく。
数十年の経験をもとに、今日、彼の代で再新技術を駆使したカンティーナに作り上げた。
昔からのやり方を守るだけでなく、現代の趣向に合わせて伝統も一新するのである。
●マーガレット
「ブドウの品質は畑で決まる」妻のマーガレットは言う。
自然と触れ合うことを重要とし、ブドウだけでなく、トマト栽培もしている。
何年にもわたって、30種類までトマト品種を増やし、現在でも、
あらゆるサイズと色の栽培を試していま。
2年ごとに農場ではトマトフェスティバルを催している。
このイベントではスターシェフとコラボして、トマトを違った形で振る舞っています。
もちろん、ここではグリスバウアーホフのワインが振る舞われる。
●ミヒャエル
ムメルター家の長男であるミヒャエルは、幼い頃からブドウ栽培の手伝いをしていた。
ソムリエの資格を取得し、
数年にわたりロンドンとチューリッヒのレストランでワインに関する知識を磨いてきた。
帰国後、敷地内にワインバーをオープンし、ワインと軽食でゲストをもてなしている。
●ルーカス
末っ子であるルーカスは、ガイゼンハイム大学でブドウ栽培の研究を修了し、
さまざまな企業で研修をしている。トスカーナのレマッキオーレ、
ピエモンテのカステッロ・ヴェルドゥーノ、ニュージーランドのフェルトンロード、
バーンコテージなどにて修行。
現在は帰国し、父と共に自分の経験と知識をグリエスバウアホフに注いでいる。
(出典:GriesbauerhofのHP)
【カンティナにて】
ブドウ収穫後、カンティナに運ばれたブドウは地上階で選別、破砕、圧搾が行われ、
発酵及び熟成は地下のセラーで行われている。
つまりポンプや空気圧などでワインにストレスなく、
自然の流れをもとに製造工程が組まれている。
ワイン醸造では木製の樽、バリックを赤ワインで使用し、
またはステンレスタンクを白ワインまたはロゼワインで使用する。
「近年、カンティナ全体が最新技術を取り入れている。
私たちの目的は、畑からカンティナまで、ブドウの品質を維持し、
細部に気を配りながら、品種の特徴に沿ったワインを生産すること」とゲオルグは言う。
【ワイン醸造】
グリースバウアーホフでは、ワインの品質は畑で決まると言われている。
栽培は可能な限り最も自然な方法で行われ、冬の剪定、グリーンハーベスト、
房の間引きなど、細部にまで情熱が込められている。
「Isarcusイザルクス」を生産する際、スキアーヴァ種がブドウの木で完熟するように、
事前に剪定が行われる。このため、選定作業と収穫作業は非常に重要となる。
【ボルツァーノのレンチョRencio】
グリースバウアーホフには4ヘクタールのブドウ畑があり、
ボルツァーノ市内を見下ろす日当たりの良い斜面に広がっている。
サンタマッダレーナ、ラグレイン、イザルクス、カベルネソーヴィニヨンが
この暖かい地域で生まれる。
またボルツァーノの南、アディジェ川とイザルコ川が合流するエリアにも畑を所有している。
メルローとラグレインが栽培。
一方白ブドウはワイン街道のアッピアーノに位置している。
標高:約300m
面積:約2.5ha
特徴:日照量と風通しの良さ、リオ・リヴェローネと呼ばれる地域
土壌:斑岩起源の砂質粘土質土壌
品種:スキアーヴァ(Santa Maddalena)ラグレイン、カベルネ
(出典:GriesbauerhofのHP)
【南ボルツァーノのスピッツSpitz】
ボルツァーノ南部のアディジェ川とイサルコ川の合流点には、スピッツぶどう園がある。
水路の近接性のおかげで、沖積起源の砂質土壌が形成され、土壌は非常に軽い。
ラグレインとメルローが生まれる場所で、比較的軽くてフルーティーだが、
同時にボディも感じられる。 この対照的なエッセンスは、
畑が温かい位置にあり一定の日照量が恵まれている理由からもたらされる。
標高:約240m
面積:約0.9ha
土壌:沖積起源の土壌
品種:ラグレイン、メルロー
【ボルツァーノ・モリツィングMoritzing】
南向き、日光を浴びる畑。モリツィングではブドウが急速に熟する。
ここからラグレインが生まれ。この栽培地域ではタンニンが豊富に生成され、
果実味とのバランスが取れた丸みのあるワインが生まれる
標高:約260m
面積:約0.3ha
土壌:密な斑状土壌
品種:ラグレイン
【アッピアーノのヴァイスハウスWeisshaus】
ワイン街道にあるアッピアーノにある畑。
少し高い標高にあり、そのため独特な香り特徴的。
特にピノ・グリジョ、ピノ・ビアンコが生産されており、
細めのストラクチャーにミネラルが特徴とされている。
繊細でエレガントなスタイル。
標高:約500m
面積:約0.5ha
土壌:モレーン土壌
品質:ピノ・グリジョ、ピノ・ビアンコ
【参考資料】
Griesbauerhof HP
[Vini e Cantine dell'Alto Adige] Christoph Tscholl Angelika Deutsch
[Cantine]Consorzio Vini Alto Adige
[Guida Veronelli] 2020
いかがでしたか。
このブログではでは南チロル(アルト・アディジェ)のワインを中心に、生産者の概要からワイン造りへの思いまで紹介しております。
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それでは楽しいワインライフを。
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