【気付き】過去の自分に聞いてみる

(出典:Credit:depositphotos)

【先日配信した「ソムリエになるキッカケ」について後日談】


先日、僭越ながら自分の過去の経歴を喋りつつ、

「ソムリエになろうと思ったキッカケ」についてまとめた動画を配信した。

目的は様々あるが、第一にまずはこの動画を配信している人物が

「どのような人間なのか」を知ってもらうためである。


元々人の前に立つことが苦手で、臆病で人見知り、

両親からはいつも「挨拶しなさい!」と叱られる幼少時代であった。


そんな自分がいつの間にか接客業を目指し、ソムリエになるために

外国語を駆使しながらイタリアに来てはや20年が経つ。


おそらくネガティブなキャラクターを振り切って

ポジティブなキャラクターになったのであろうw


思い起こせばこの話は以前、

ホテルスクールの後輩に何度か講演した覚えがある。

それは飲食業を目指すホテルマンが少ないことを危惧した先生方が

卒業生で奇異な経験を持つ私に、そのエッセンスを話してもらいたいと

おっしゃっていただいたことがキッカケだった。


私も無我夢中で走ってきた分、過去の自分の経歴を触れることが

いわゆる「人生の棚卸し」となり、

自分にとっても有意義だった。


【無意識を意識化すると・・・・】


皆さんもぜひ試してもらいたいのが、

過去の自分の経歴を一度アウトプットすること。


仕事の種類や環境に囚われず、今のご自身を形成している物がなんなのか?


それを認識するのとしないのとでは、今後の人生で楽しさが変わってくると思う。

つまり知っててやるのと、知らないでやるのとでは、雲底の差異が出るように

有意義な時間を過ごせるか、過ごせないかは、このアウトプットにかかっていると思う。


そこで今自分が「何を大切にしているのか」や

「自分の役割」というが明確になる。


なんでこの仕事を選んだのか?

なんでこの国を選んだのか?

なんでこの会社を選んだのか?

どの部分が好きだったのか?


そこには思っていたことと違うことも多々あるだろう。

しかしそこには


「何かがそうさせた!」

「何がか自分を動かした!」


そこを大切にして欲しいと思うのである。


「人の人生を探っていくと、どんな人にも一冊の本になる背景が隠れている。」

著名インタビュアーの早川洋平さんが言っていた言葉であるが、

是非とも自分にこれらの質問をしてもらい、

ご自身の生きる目的や意義を考えるキッカケにしてもらいたいと思う。


またそれらの内容を自身のブログや動画で発信することにより、

生き方に迷っている若者にヒントを与えて欲しいと思う。




【やりたいことが見つからない若い方達へ】


不安な将来とともに不安な学生生活を送っている若い人たちも多いと思う。

私の場合、幸いなことに飲食店に務めることがこんなにも大変だったとは思う前に

行動したことにより、ある程度、自分が何を大切にしているかが理解できた。

もちろん良いか悪いかわ別として。


私の場合、「大切にしている」ことが

成長する楽しさ:わからなかったことがわかるようになる、

伝えることの楽しさ:お客さんがより喜んでくれる

物や空間を作る楽しさ:チームや組織が活性化する


ここから自分のこれからの役割というのが明確になる。

それは、過去に影響を受けた(または一部関わった)業種や産業に対し

何か「恩返し」ができないか?というのが自分の役割だと思う。


●やりたいことを見つけるためには・・・

動画では「出会い・旅・現場経験」について話した。


しかし人が成長するためキッカケになるのは、

「人」「読書」「旅」だと思う。

そこから「こうなりたい」という「憧れ」る気持ちを大切にして欲しいと思う。


私が田崎さんや三宅さんに憧れたように、

なってみたい自分を想像することで、誰か他の人に役に立つ何かに慣れると思う。


なかなか難しい時期(2020年4月現在)であるが、

読書で著者の脳内・考え方に触れたり、

旅の書籍に触れ実際に現地に行った感覚を想像したり、

対談音声などで生き方・考え方また質問の仕方などに触れてみたりと

家に居ながらにしてできることもたくさんある。


是非ともこれをキッカケに迷いが少なくなれば幸いである。


【Youtube動画】

① ソムリエになろうと思ったキッカケ(前編)

② ソムリエになろうと思ったキッカケ(中編)

③ ソムリエになろうと思ったキッカケ(後編)

Avvocato del Vino Altoatesino

【旧:南チロルの風ブログ】2003年よりイタリア・南チロル地方(イタリア語:アルト・アディジェ州)で働くソムリエが、ワイン生産者やイベント、地域について紹介するブログです! 【南チロルの風ブログURL: https://altoadigefiordiciliegio.blogspot.com/】

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