今回は経済誌『24 ORE』の飲食産業に関しての記事を訳しながらご紹介したいと思います。ご参考までに。
イタリア現地で活用されているウィズコロナツール。真空パックされたカトラリーとナプキン開発。安全に食べるためのツールと他事業を支援するソリューションは現在特許申請中。
使い捨てメニュー、ランチョンマット、ナプキン、カトラリーは、すべてパッケージ化。72度で5分間低温殺菌され、バクテリアやウイルスを不活性化。コロナ以前の生活の中でテーブルサービスをスピードアップする方法のように見えたものは、今や安全性を確保するために前向きに考えられています。このキットは、2015年からトスカーナ州のピストイアで活躍するケータリンググループ、「ビツィオナィレBizionaire」が「リスシメントResushimento」と呼ばれる飲食店再起動コンセプトの一部として作成しました。
CEOのピエルルイジ・バッツァッリ氏Pierluigi Bizzarriは、ロックダウン中に「フィッシング・ラボFishing Lab」というクリエイティブな魚料理レストラン(フィレンツェとモンテカティーニに続いて3店舗目をピエトラサンタに7月オープン)が閉鎖されたときに生まれたと述べています。ゲストと従業員に可能な限り安全性を保つために、当社のラボでこのキットを作成したのが理由です。このキットは、マスク・消毒用ジェル・テーブル間の距離と同様に、席についたゲストの安心・安全を保証するツールになります。現在、特許申請中。
ビツィオナィレが発明したのは、オリジナルのケータリングツールに加えて、料理のデザインにも力を入れています。サラミやチーズを小さな容器に入れたもの、特別なコーンホルダーで揚げる創造的なトスカーナ料理を提供する「フーディーファームFoody Farm」。2週間から8週間にかけて熟成肉を提供する「ステーキ・ホームSteak Home」、および味によって価格設定を変えている「ジェラータイ・トスカーニGelatai Toscani」など合計200人の従業員を雇用するこの企業では、革新的なアイデアを体験することができます。
サービス産業のソリューションと新たな課題
「すべてのケータリング活動が3か月間凍結したことで、ビッツァーリ氏は継続的に契約を締結し、変化する市場ニーズに応じてビジネスを再形成することに成功しました。オーストリアとドイツへのフランチャイズ事業も始まり、新たにミラノではフィッシングラボの開設。すでにモンテカティーニにある供給サービスを強化できるセントラルキッチンを建設。またテイクアウトとデリバリーサービスは積極的に行っていく方針。多くの危機により、多くのホテル経営者はコスト削減のためにレストランサービスをアウトソーシングすることを余儀なくされる一方、ビツィオナイーレグループは直接管理に加えて、リソースと時間を最適化するための解決策を提供しています。実際に同社はフィレンツェのホテル・アルフィエリ内に「本物のトスカーナの朝食」を提供する飲食事業も行っています。
レストランでは外国人観光客が減り、収容人数が減ったにも関わらず、売上は以前と変わらず1人あたり平均25ユーロの売上げを伸ばしています。
【参考資料】
いかがでしたか。
このブログでは南チロル(アルト・アディジェ)州を中心に、様々なワイン生産地を気候、歴史、独自ブドウ品種などを紹介しております。
また今回のようにイタリア現地の飲食事情や経営に関するヒント、関連記事、企業情報などもお伝えする内容です。
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それでは楽しいワインライフを。
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